ご存じと思いますが、人の携帯は見てはいけません。

わたし、見てしまうタイプの人間でした。
そうゆう時はどうしても。

20代のころ、2度ほど浮気されちまったことがありまして。
自分としては、欲望のままに恋愛に狂っていた20代で、すきすきすきーーー！今日も会いたい！明日も会いたい！毎日会いたい！尽くしたい！っていう、イノシシ恋愛志向タイプだったので、それが原因かなと分析したのですが。ま、それはいいとして。

当時付き合っていた磯部先輩（仮名）に、ある時ちょっと怪しいなーって思うことがあって、ついつい、彼のケータイに手を伸ばしてしまったんですよ。
まだガラケー時代で、ロック画面が出てきて、誕生日とか入れてみたけどダメで。ネットで調べたらロックの初期設定は「9999」だと分かって (こわっ！そういうとこだぞ by 現旦那)。まさか、わざわざロックをかけてるのに、初期設定のままだなんてそんなズサンなことはないでしょーよと思いながら入れてみたら解除できちゃって。
メールボックスには知らない女の人からっぽいものとか多かったんですけど、一番気になったのが、

知らない女性：お久しぶりです。磯山さん、お元気にされていますか？
磯部先輩：申し訳ありません、人違いだと思います。僕は磯部です。
知らない女性：大変失礼いたしました。わざわざご親切に連絡いただき、ありがとうございました。

数日後・・・

知らない女性：磯部さん、先日は失礼いたしました。磯山さんとは無事に連絡を取ることが出来ました。～(中略)～ お名前も似ていて、縁を感じます。一度お会いできませんか？

は？

磯部先輩：僕も気になっていました。会いたいです。

はぁ？

磯部先輩はわたしに貴重な経験をさせてくれた人です。あー、こんなことってあるんだって学習できました！おかげで今は、旦那さんを信じて携帯を見ていません。今のところは。単に旦那さんが信じられる人だからってだけかもですが。

磯部先輩についてはもう一つ、忘れられない経験がありますが、それはまた追々。